高水温対策に冷たい水をゆっくり入れる

水温があがる

沖縄は夏本番になりました。

ビオトープ・アクアポニックスどちらの水槽も昼間は32度近くになります。そして、夜は28.8度くらいまでしか下がりません。

メダカはもう少し耐えられると思うのですが、ミナミヌマエビ・ヒメタニシ、アクアポニックスのサニーレタスが心配です。

足し水をするにしても、日陰に水を置いているだけで水温は上がってしまいます。そもそも、蛇口から出てくる水自体が30度以上です。

沖縄は昔から断水対策で屋上に水タンクがあります。そのおかげで、塩素などは抜けてくれているのですが、その代わり夏場は水道水も温いです。

天気の良い日は、夕方シャワーを浴びるときに給湯器を使わなくても良いほどです。

そんな水温の水を足し水しても水温は下がりません。

高水温対策

そこで、なんとか少しでも水温を下げるための方法を考えました。日陰にする・エアレーション・水を回すなどの対策はすでにしているので、足し水以外の方法はなさそうですので、足し水の方法を考えました。

水槽内の水温と差がありすぎる水を足し水するわけにも行かないので、3度ほど低目の水を足し水したいところです。

それでも、一気にジャバジャバいれると問題だと思いますので、先日作った「ゆっくり足し水出来るタンク」を使います。

朝イチの除湿機のタンクの水を使う

うちには除湿機が各部屋にあります。特に寝室は洗濯物も干したりするので除湿機の利用頻度は高めです。そして、起床したら2時間タイマーで必ず除湿します。

寝ている時にはエアコンがついているので、朝イチの除湿機に貯まった水は27度程です。

せっかくエアコンで冷えた水が入っているのでこの水を起床したら足し水しようと思います。

2Lのペットボトルに水を入れて冷蔵庫で冷やした水を使う

冷蔵庫内は恐らく16度だったと思います。使った後のペットボトルに水を入れておけば16度の水が出来るはずです。

ゆっくり足し水出来るタンク」は5Lの水が入るように作ってあります。

X度の水:Aリットル と Y度の水:Bリットルを混ぜた時の水温の計算方法は、

( X x A + Y x B ) ÷ ( A + B )

水道水3L30度
ペットボトル水2L16度

上記の水を混ぜた場合の水温を計算してみます。

( 30 x 3 + 16 x 2 ) ÷ ( 3 + 2 )
= ( 90 + 32 ) ÷ 5
= 122 ÷ 5
= 24.4度

24度ほどの足し水を作ることが出来るようです。この水を時間をかけて「ゆっくり足し水出来るタンク」で足し水していけば、少しは水槽全体の水温も下がってくれそうです。

全体の水量は200L 1度水温を下げるのに必要な足し水の量は?

アクアポニックス・ビオトープ・物理ろ過装置の水量は合計すると200Lです。

5Lほど24度の水を足してどれくらいの効果があるの気になります。

32度になっている水槽の水温を1度下げる足し水の量を計算してみました。足し水には、上記のペットボトルの水と水道水を足した水(24.4度)を使います。

( 32度 x 200L + 24.4度 x X ) ÷ ( 200L + X ) = 31度

これで何リットルの足し水が必要なのか計算できそうです。

( 32 x 200 + 24.4 x X ) ÷ ( 200 + X ) = 31
( 32 x 200 + 24.4 x X ) = 31 x ( 200 + X )
32 x 200 + 24.4 x X = 620 + 31X
6400 + 24.4X = 620 + 31X
120 = 6.6X
X = 18リットル

18Lの足し水をしてやっと全体の水温が1度下がるという計算結果になりました。5Lの足し水をした所で水温計に変化は見られないと思います(笑)

16度の水 4L足し水したら水温は?

それでは、2Lのペットボトル2本を冷蔵庫で冷やして16度の水を4L入れると200Lの水の水温は何度下がるのでしょうか?

( 32 x 200 + 16 x 4 ) ÷ ( 200 + 4 )
= ( 6400 + 64 ) ÷ 204
= 6464 ÷ 204
= 31.7度

16度の水4Lを足し水してやっと0.3度下がるようです。

足し水するしかない

冷蔵庫で冷やした水を多少足し水したところで対して水温は下がらないことが分かりました。しかし、何もしないよりかはいくらかマシだと思います。

なんとか夏の高水温を乗り切らないと・・ですね。

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