ヒメタニシで水質管理

水槽の苔の掃除をしてもらおうと、ヒメタニシを5匹入れています。先日、3mmほどの稚貝を見つけました。

ヒメタニシの能力

ヒメタニシは、水槽内に発生した苔や藻以外に底に沈んだ食べ残しの餌も食べます。そして、水中のプランクトンを濾過しそういった物を濾し取って水をキレイにしてくれます。濾過摂食というそうです。

そして、色々水槽内をキレイにしてくれるのですがヒメタニシの糞には栄養塩が出にくいそうです。

  • 苔や藻を食べてくれる。
  • 底に沈んだ食べ残しの餌を食べてくれる。
  • 水中のプランクトンを濾過摂食し水をキレイにしてくれる。
  • 糞から栄養塩が出にくい。

栄養塩とは

塩のように水に溶け込んでいるチッソ(N)・リン(P)・ケイソ(Si)のことです。これらは水質悪化につながるので管理が必要です。

ヒメタニシの繁殖能力

スネール類などのように大量に卵を産み大量発生ということがヒメタニシにはありません。

ヒメタニシは雌雄異体です。6~8月ごろ3~5mmほどの稚貝を3~4匹産みます。

卵のように見つけづらいものではないし、ある程度の大きさになれば見つけやすいので管理も楽だと思います。

右側の触角がカールしている個体がオス、カールしていないものがメスです。

高水温に弱い

ヒメタニシは低温には比較的強いが高水温に弱いそうです。ビオトープ水槽に入れる際は夏場の水温に気をつける必要があります。しかし、メダカもいるのでヒメタニシがいるから・・というわけではないですね。

28度以上にならないように、すだれなどで影を作ってあげます。

水槽がキレイになりすぎると餓死することがある

ヒメタニシは、苔や藻などの餌がなくなると濾過摂食が盛んになります。そして、それでも餌になるものが少ないと餓死してしまいます。

ヒメタニシの量を管理するか、ヒメタニシにも行き渡るくらいの餌を与えるなどの対策が必要です。

増えすぎたヒメタニシは・・

ヒメタニシが水をキレイにしてくれるといっても、ビオトープに大量にいるのはあまり見栄えがよくありません。

折角アクアポニックスもやっているので、増え過ぎたらアクアポニックスの水槽に移そうと思います。ある意味生物濾過ですし。

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