水質測定器で水質を測定してみる

先日購入した水質測定器で水質を測定してみました。各数値は以下のとおりです。

pH7.65
EC342μS/cm
水温28.1℃
TDS170ppm
塩分濃度0.01%
水質測定器での測定結果

ペーハー(ph)

pHは7.65となりました。ほぼ中性です。

アクアポニックスでのpH7.65とは

アクアポニックス水槽では、サニーレタスと島ちしゃ菜を栽培しています。レタス栽培で最適なpHは5.5~6.8とのことですので、もう少し酸性化したほうが良さそうです。

ソイルを入れるなどの対応をしたいとおもいます。

ビオトープでのpH7.65とは

メダカ飼育に適したpHは、6.5~7.5(弱酸性~弱アルカリ性)です。メダカにとってももう少し酸性の方が良さそうです。

ソイルを入れることでpHを下げることが出来ると思います。

EC

EC値とは、土壌中や水中の水溶性塩類の総量を示したものです。硝酸態窒素含量との間に正の相関関係がみられるので、土壌中の硝酸態窒素含量の推定をすることが出来ます

アクアポニックスでのEC値342μS/cmとは

レタスの水耕栽培で適しているEC値は、2,000~2,500μS/cmとのこと。2,000μS/cm必要な所、342μS/cmしか無いことから栄養不足の状態です。

まだ、メダカの数が少ないため仕方ないと思います。針子が育ってくれればEC値も高くなってくれると思います。

ビオトープでのEC値342μS/cmとは

メダカにとってのEC値の上限は調べることは出来ませんでした。EC値があまりにも高すぎると良くないことは理解しているのでメダカの状態などを見ながら今後注意しておきます。

野菜とメダカどちらも育つような良いバランスを探そうと思います。

TDS

TDSとは、水の中に溶け込んだ無機塩類(カルシウム・マグネシウム・カリウム・ナトリウム・重炭酸塩・塩化物・硫酸塩など)と水に溶解する有機物の濃度の総計です。

数値が低いほど不純物が少ないことを意味します。水道水は100~160ppmと言われています。

アクアポニックスでのTDS値170ppmとは

レタスなどの具体的な数値は見つけることが出来なかったのですが、植物を育てるのにTDS値400~1,200ppm必要なようです。

TDS値を見てもレタスを育てるには栄養分が足りていないことが分かります。

ビオトープでのTDS値170ppmとは

アクアリウムなどをしている人のブログを見ると、300ppmになったら水替えを行い100ppm以下を目指しているという書き込みがありました。

メダカにとってはTDS値は低いほうが良いと思われますのでメダカの調子を見ながら数値を調整しようとおもいます。

塩分濃度

アクアポニックスでの塩分濃度0.01%とは

日本の農業用水は塩分濃度0.25%までが農業用水の取水停止の目安とされています。塩分濃度0.3%程度であれば植物は健全に育ちます。

塩分濃度1%を超えると耐塩性の低い植物は枯れてしまいます。

現在塩分濃度は0.01%なので安心できます。

海が近い環境なので塩分濃度が高めなのではと考えていましたが問題ないようです。

ビオトープでの塩分濃度0.01%とは

メダカを塩水浴させるときの塩分濃度が0.5%程度です。通常の環境とは違う塩分濃度が高い状態で0.5%の塩分濃度ですので、0.01%は全く問題ないです。

測定結果のまとめ

計測値上限・下限
pH7.65野菜:5.5~6.8
メダカ:6.5~7.5
EC342μS/cm野菜:2,000~2,500μS/cm
メダカ:ー
水温28.1℃
TDS170ppm野菜:400~1,200ppm
メダカ:~300ppm
塩分濃度0.01%野菜:~0.3%
メダカ:-

測定してみてEC値とTDS値が低すぎることが分かりました。サニーレタスや島ちしゃ菜の成長が遅い理由はこのあたりにありそうです。

またあまり神経質にならなくても良さそうですが、pHも若干高めなのでソイルなどを追加しpHを下げれるようにします。

水の見た目だけでは判断できないものですね。しっかり数値化することが大切だと分かりました。

現在、沢山の針子がいますので針子たちが大きく育ったらEC値やTDS値も上がってくると思いますので様子を見てみようと思います。

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