蚊・ボウフラの対策

蚊の季節

沖縄は最高気温が30度以上になる季節になりました。先週くらいまでは比較的涼しかったのですが台風が過ぎてからは一気に気温も上がりました。

今朝、メダカの様子を見ていると数匹の蚊が飛んでいました。気温も高くなり蚊も元気になったようです。

うちは、4階なのですが回数などは関係ないようです。

今までもアクアポニックス側の水槽にボウフラが湧いたりしていましたが網ですくってビオトープ水槽に入れるとメダカが喜んで食べていました。

しかし、今は針子もいるので針子を飼育している容器などにボウフラが湧くとボウフラに捕食されてしまう可能性があります。

蚊やボウフラの対策をしないと・・と思い調べてみました。

蚊の生体とライフサイクル

蚊は成虫になってから1ヶ月ほど生きます。その間にメスは1回200個ほどのの卵を生むと言われています。

産み付けられた卵は2~5日で孵化しボウフラになります。ボウフラは4回ほど脱皮し大きくなり早いと1週間ほどでオニボウフラとなり3日ほどで成虫となります。

卵から2週間もすると蚊になるということです。本当に早いライフサイクルです。

水の流れを作る

メダカのいないアクアポニックス側の水槽は、ビオトープ側に水を送り出すポンプとエアレーションだけしか水が動く要素がありません。

一応、ソーラーパネルで動くポンプもつけていますが、晴れた日に直射日光がパネルに当たる1時間ほどしか動いていないので意味がありません。

蚊は水の流れがある場所には卵を産むのを避けるようです。

アクアポニックス側にも何かしら水面が動く仕組みを作ればボウフラの対策にはなりそうです。

しかし、人間が蚊に刺される事を防ぐ対策にはならないかもしれません。

蚊取り線香

まず思いつくのは蚊取り線香。

蚊取り線香の殺虫成分は、ピレスロイド系です。ピレスロイド系の殺虫剤は人間などの哺乳類や鳥類に対しては毒性が低いのですが、メダカなどの魚類・両生類・爬虫類に対しては神経系に作用し高い毒性があります。

動物ペット用の蚊取り線香というのも売られていますが、天然ピレトリンが成分です。ピレトリンとピレスロイドは似た成分です。菊から抽出するピレトリンに似せて作った化合物がピレスロイドになります。

天然とかいてあっても、ピレトリンも魚類には強い毒性があります。

ブログなどでは「屋外ならメダカには影響なし」と書いてあるブログもあります。

屋外なら蚊取り線香の成分も充満するわけではないし、ピレスロイド系の多くは水には溶けにくいとのことです。

殺虫スプレー

釣りの時には必ずヤブ蚊バリアーを持ち込むのですが、かなり強力です。そして、水溶性の成分も多いようなのでメダカには悪いと思います。

超音波

「音で蚊を遠ざける」「蚊の嫌がる音を発生」などの謳い文句の商品をよく見かけます。

これは、蚊のメスにはあまり効果がないそうです。メスの蚊は聴覚が弱いそうです。しかし、卵を生むのも血を吸うのもメスの蚊です。

血を吸わないオスの蚊だけに効果があっても意味がないですね。

2007年に公正取引委員会によりこういった商品は勧告を受けたのですが、その後も同様の商品が出回っています。

メダカを投入

ボウフラはメダカの餌になるのでボウフラが湧いたらメダカを入れたらいい!というブログを見かけました。

しかし、蚊が卵を産みに来ることには変わりありません。メダカがボウフラを捕食してくれ成虫にはならないかもしれませんが、メダカや野菜の様子を見ている時に血を吸われてしまいます。

しかし、確かにビオトープ側の水槽にはボウフラは一匹もいません。

針子がある程度育ったらアクアポニックス側の水槽に入れるつもりなので、蚊にさされない様にという対策にはなりませんが、ボウフラが成虫にならないようにという対策にはなりそうです。

UVランプ(紫外線)などの捕虫(誘虫)ランプ

こちらも色々な商品が出回っているのですが、まず紫外線のライトに蚊が集まってきているのを見たことがないのです。

実家では建物も古く田舎なので蛍光灯にたくさんの昆虫が集まってきていました。しかし、その中に蚊がいた記憶が全くありません。

逆に暗くなると飛び回り始めるイメージのほうが強いです。

Amazonのレビューなどを見てみても、蚊は全くとれなかったという書き込みが多いです。

個人的には、UVランプなどは蚊には効果がないと思っています。

ハーブ類を植える

天然成分で蚊よけとして、ハーブ類を使うという記事もよく見かけます。そういった商品もたくさん見かけます。

田舎でもそういう話を聞き、犬小屋周辺にハーブを植えました。しかし、全く効果はありませんでした。

ハーブ類には蚊が寄りませんが近くの草や壁などには普通にとまっていました。

ハーブ類を植えても全く蚊の対策にはなりません。

食虫植物を植える

ウツボカズラやモウセンゴケなどの食虫植物は虫を食べる植物です。臭いなどで虫を引き付けそれに引き寄せられた虫が捕らえ消化吸収する能力を持ちます。

蚊も捕食してくれるなら効果あるかも!とも思いましたが、問題は「虫を引き付ける臭い」です。

食虫植物も普通に光合成を行い自ら栄養分を合成しています。正直積極的に虫を捕食する必要はないそうです。

積極的に虫を捕食してくれるわけではないのですが、虫を引き付ける匂いは出しているわけです。

無駄に虫が寄ってきて効果がないどころか、逆効果になりそうです。

先日、ホームセンターにハエトリグサが980円で販売されていました。あまり元気がなかったので購入しなかったので購入しなかったのですが、買わなくてよかった(笑)

使えそうな対策

色々調べましたがボウフラ対策として使えそうな対応は以下のようです。

  • 蚊取り線香を使う(メダカには毒なようなのであまり使えない)
  • 水の流れを作る

取り急ぎ出来そうな事は、アクアポニックス側の水槽にメダカを入れるまでは水の流れを作ることです。

針子が早く育ってくれたらいいな・・・

人間が蚊に刺されないように蚊を寄せ付けない対策は、今のところ蚊取り線香だけしかなさそうです。しかし、メダカには害がありますので気をつけて使います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました